コニシ フミコ   Fumiko Konishi
  小西 史子
   所属   栄養学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/01
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 Administration of Mucuna Beans (Mucuna pruriences (L.) DC. var. utilis) Improves Cognition and Neuropathology of 3×Tg-AD Mice
執筆形態 共著
掲載誌名 Science Reports
掲載区分国外
巻・号・頁 12,996-1007頁
担当区分 筆頭著者,責任著者
著者・共著者 Fumiko Konishi, Tadasu Furusho, Yoshiyuki Soeda, Jun Yamauchi, Shoko Kobayashi, Masatoshi Ito, Takuma Araki, Sarasa Kogure, Akihiko Takashima, Susumu Takekoshi
概要 ムクナ豆を飼料に混合して、アルツハイマー病モデルマウスを13か月間飼育し、ムクナ豆投与のアルツハイマー病の病態に対する影響を調べた。インビトロの系では、ムクナ豆抽出物は、タウタンパク質とアミロイドβの凝集を有意に阻害する作用を持っていた。動物実験では、ムクナ豆の投与によって、アミロイドβオリゴマーの生成を抑制する効果がみられ、脳の組織においてもアミロイドβの沈着が抑制された。また、線条体と大脳皮質でタウタンパク質のリン酸化を抑制し、脳の組織においてもその沈着を抑制することが示された。これらの結果から、ムクナ豆の投与はアルツハイマー病モデルマウスにおいて、アルツハイマー病の病態を改善することが示された。ヒトに対する効果については、今後の研究が待たれる。