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女子栄養大学 教員紹介 |
ヒラタ ヒロミ
Hiromi Hirata 平田 裕美 所属 栄養学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/11 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 母親の就労が高校生の子どもの養育行動に及ぼす影響:母親と子どもの「好感感情」と父親との協力関係 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本応用心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本応用心理学会 |
巻・号・頁 | 38(2),106-113頁 |
担当区分 | 筆頭著者,最終著者,責任著者 |
著者・共著者 | 平田裕美 |
原著者 | 平田裕美 |
概要 | 成人期女性のワークライフバランスの視点から,母親が仕事を持つことにより,母親自身が考える子どもや家族を犠牲にしているという「養育への負の効果」が実際に高校生の認知に影響しているのかどうかを,働く母親とその高校生の子ども160組と専業主婦の母親とその高校生の子ども108組を比較した。分散分析の結果,仕事を持つことにより家庭への比重はかけられないと母親が考えていても、子どもの回答に差異はなかった。すなわち,養育において母親が考える仕事を持つことによる否定的影響は子どもの認知に確認できなかった。また,母親の養育行動への影響要因では,母親の就労の有無に関係なく,子どもを配偶者と二人で育てているという考えが母親の養育行動を促進させていた。だが,子どもに好感感情を持たない専業主婦は子どもに社会のルールを教えるなどのしつける行動が低かった。女性のキャリア教育,とくに働く女性の家庭運営への知見が得られたと考える。 |