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女子栄養大学 教員紹介 |
ヒラタ ヒロミ
Hiromi Hirata 平田 裕美 所属 栄養学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 父親・母親の養育スタイルに関する大学生の回想とアイデンティティの形成 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本日本心理学会 |
巻・号・頁 | 89(3),221-228頁 |
担当区分 | 筆頭著者,最終著者,責任著者 |
著者・共著者 | 平田裕美 |
原著者 | 平田裕美 |
概要 | 定位家族に関する大学生の回想より,そのアイデンティティの統合を促し,混乱を防ぐ父親,母親の養育スタイル,さらに父親,母親の養育行動がどのような条件時に,より表出されるのかを検討した。367名の日本人大学生を対象に,養育行動尺度,養育連携尺度(2003,平田)を用い,分散分析を施した。結果,権威スタイルの父親,母親に育てられた大学生は,男女共に,他の養育スタイルの親に育てられた大学生よりも,父親と母親は連携して私を育ててくれていたと回想していた。また,アイデンティティの統合では,権威スタイルの親が権威主義(独裁),放任スタイルの親よりも有意に高く,混乱では,逆に権威主義(独裁),放任スタイルの親が権威スタイルの親よりも有意に高かった。青年期のアイデンティティが統合される過程には,子どもへの応答を重視し,適切な基準をもって子どもに成熟の要求をする,すなわち,適切な範囲でのしつけができる親の養育が不可欠であることが認められた。 |