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女子栄養大学 教員紹介 |
ヒラタ ヒロミ
Hiromi Hirata 平田 裕美 所属 栄養学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 道徳性の発達を踏まえた「子ども理解」といじめ問題に関する生徒指導:集団におけるいじめ加害者への印象評定 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 女子栄養大学教職課程センター年報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 女子栄養大学教職課程センター |
巻・号・頁 | (1),21-27頁 |
担当区分 | 筆頭著者,最終著者,責任著者 |
著者・共著者 | 平田裕美 |
原著者 | 平田裕美 |
概要 | 学校集団において,なぜ,いじめが生じるのかという視点から,児童期から青年期の子どもたちの「いじめる側の子ども」へのイメージに着目し,いじめる行為が生じるメカニズムについて,大学生137名を対象に無記名式の回顧調査を実施した。結果,印象に強く残るいじめは,小学校高学年から中学校に限定され,この時期の経験は記憶に残りやすいという先行研究を支持するものとなった。また,いじめ加害者には,積極的で活発な「リーダー的存在」と捉え,自分に関わることには敏感で,自分の率いる(所属する)集団の和を乱す者,意見が合わない者には,かなり排他的行動がとるという印象がもたれていた。さらに,周囲の子どもたちの加害者の「いじめる理由」については,肯定的・共感的に捉えられず,むしろ,否定的・同情的に受け止められていた。いじめ加害者と周囲の子どもとの関係性を踏まえた集団心理が傍観している子どもの「いじめる行為」への受けとめや,いじめの質の部分に大きく影響していることが明らかにされた。 |