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女子栄養大学 教員紹介 |
マツシタ カヨ
Kayo MATSUSHITA 松下 佳代 所属 栄養学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 埼玉県坂戸市における全小・中学校共通実施の「坂戸食育プログラム」の成果と課題 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本公衆衛生雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本公衆衛生雑誌 |
巻・号・頁 | 66(5),252-266頁 |
担当範囲 | 教員への食育研修会、中学2年生への食育におけるゲストティーチャー、論文の目標と評価の整理等について担当した。 |
著者・共著者 | 衞藤久美, 中西明美, 藤倉順子, 松下佳代, 田中久子, 香川明夫, 武見ゆかり |
概要 | 坂戸市全小・中学校における「坂戸食育プログラム」(以下,食育プログラム)の評価を行い,これまでの成果と今後の課題を明らかにすることを目的とした。本研究では,2006~2014年度に実施された児童生徒(小学5年生から中学2年生)および教師対象の調査データを用い,経過評価及び影響評価を行った。小学校の4年目,中学校の2年目に教員が回答した授業実施状況について,授業が指導案通り「実施できた」クラスが7割以上,学習内容を児童生徒たちが「ほぼ理解できた」クラスも5割以上だった。小学校教員・中学校男性教員は,研修会参加や授業実施経験がある者で「食育への関心が高くなった」者の割合が高かった。児童生徒の学習効果について,4年間の食育プログラムの学習効果はみられなかったが,各学年の食育プログラム学習前後に,具体目標②「健康を考え,バランスの良い食事をとろう」に関する食態度が改善した。学習後調査より,4年度すべて9割以上の中学2年生生徒が食育プログラムを「学習してよかった」と回答した。食育プログラムは,継続的に実施され,教員の食育への関心を高めることに役立っていると示唆された。 |