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女子栄養大学 教員紹介 |
エトウ クミ
Kumi Eto 衞藤 久美 所属 栄養学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/02 |
形態種別 | 総説・解説(大学・研究所紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 坂戸市出身20歳青年の健康・食生活 〜坂戸「食育」プログラム学習群と非学習群の比較〜 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 女子栄養大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 49,29-39頁 |
著者・共著者 | 衛藤久美、中西明美、松下佳代、藤倉純子、田中久子、香川明夫、武見ゆかり |
概要 | 本研究は、坂戸市出身の20歳青年について、食育プログラムを学習した者と学習していない者の健康・食生活を比較することを目的とした。対象は、2010~2012年度に坂戸市内の中学校を卒業し、2015~2017年度に20歳を迎えた男女である。調査には、健康・食生活に関する自記式質問紙と習慣的な食物摂取状況を把握するための簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)を用いた。 2,223名に調査票を郵送し、400名から回収された。有効回答数は、質問紙359名、BDHQ330名で、食育を学習した群としなかった群の2群に分け、健康、QOL、食知識、食態度、食行動、食物摂取状況を比較した。女性において、食育プログラム学習群は、非学習群に比べて、主観的健康感が高く、食態度が積極的で、間食を食べる頻度が高かった。男性では、学習群において主観的健康感が低い、外食をする頻度が少ない、卵類の摂取量が多く、油脂類の摂取量が少ない、という結果が得られた。以上より、小・中学生の時に食育プログラムを学習した女性は、主観的健康感や食態度が良好であることが示唆された。男性では健康・食生活が良好であるという一定の結果は得られなかった。 |