ヒラタ ヒロミ   Hiromi Hirata
  平田 裕美
   所属   栄養学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/05
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 青年期前期の子どもに対する父親の関わり:分類と特性.
執筆形態 単著
掲載誌名 家族心理学研究
巻・号・頁 第17巻,35-54頁
担当区分 筆頭著者,最終著者,責任著者
著者・共著者 平田裕美
原著者 平田裕美
概要 中学生の子どもの父親を対象にクラスタ分析を施した結果,養育行動と養育意識のバランスから,養育意識,養育行動がともに高い(有言実行型),養育意識は高いが養育行動は低い(有言不実行型),養育意識は低いが養育行動は高い(不言実行型),会話中心の養育意識,養育行動は高いが子どもの社会化を促す養育意識,養育行動が低い(情緒中心型),養育意識,養育行動のどちらも低い(不言不実行型)父親群が抽出された。子どもに関わろうと考えていても行動に示せない父親を分け隔てている要因を検討する半構造化面接を実施した。結果,妻との養育連携が高く,生育暦上の父親(子どもから見た「祖父」)イメージが強い父親ほど有言実行型に属していた。妻の働きは社会的学習理論から父親の養育行動を促進させる直接強化として,生育暦上の父親(子どもから見た「祖父」)イメージは補償,またはモデリングとして,現在の父親の養育行動を説明する上で有効であるということが認められた。