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        女子栄養大学 教員紹介 | 
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            エトウ クミ
            Kumi Eto 衞藤 久美 所属 栄養学部 職種 准教授  | 
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| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2023/08 | 
| 形態種別 | 研究論文(学術雑誌) | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | セネガル共和国における市場志向型農業振興(SHEP)アプローチ導入済み農家世帯対象食生活実態調査の実施プロセスと栄養改善活動に向けた課題抽出 | 
| 執筆形態 | 共著 | 
| 掲載誌名 | 栄養学雑誌 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 巻・号・頁 | 81(4),164-175頁 | 
| 担当区分 | 筆頭著者 | 
| 著者・共著者 | 衞藤 久美, 岩田 瑠美, 信田 幸大, 矢賀部 隆史, 深井 善雄 | 
| 概要 | SHEP(市場志向型農業振興)導入済み農家世帯を対象に,食生活の実態を把握することを目的に調査を計画,実施した。プレ調査をふまえて本調査を2020年12月に実施し100世帯から回答を得た。回答者は全員イスラム教徒の女性,年齢(中央値)45歳,55世帯は一夫多妻制,世帯員数の中央値は15名だった。医療関係者に貧血と判断された15~49歳の女性がいる世帯は43世帯だった。調査前日に食事を3回食べたのは98世帯で,1回目の食事ではパンとコーヒーなど2種類,2,3回目の食事ではチェブジェンなど1種類の料理を食べた世帯が多かった。SHEP導入により収入が向上した71世帯中63世帯は収入を食生活改善に活用し,約3割の世帯で野菜・果物,肉・魚の食卓登場頻度が増えた。栄養改善活動に向けた課題として1)優先すべき健康課題は貧血である,2)食事の量と質の両面で課題がある,3)多様な食品を食べるなどを食生活で重視し,実践している者は約半数である,4)SHEPによる収入向上は必ずしも栄養改善につながっていないの4つが抽出された。 |