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女子栄養大学 教員紹介 |
フジクラ ジュンコ
Junko Fujikura 藤倉 純子 所属 栄養学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | パラオ共和国の20年間の変化から見た食と健康の今後の課題 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 女子栄養大学栄養科学研究所年報 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (22),67-74頁 |
著者・共著者 | 葛城(池田)裕美1),藤倉純子2),武藤志真子3) ,金子嘉徳4),吉本優子5),松島康6),甲斐絵里7),大竹佑佳4),松島美佳子8) |
概要 | パラオは、肥満率が高い世界有数の国の1つになった。私たちは1990年代にパラオにおいて高齢者の食を中心とした生活実態調査を共同研究として取り組んだ。今回はパラオ人の健康と食および生活がこの20年間にどのような変化したのか、健康、医療、Old Age Center、食を中心に視察し、今後の課題を明らかにするとともに問題改善の方策をさぐることを目的とする。
Old Age Centerの視察では、利用者は他の利用者と接することで孤立を防ぎ、食事の楽しみ、エクササイズ、花札や創作活動などを通してお互いに協力したり、語り合ったりする貴重な場であった。 パラオ国立病院での打ち合わせでは、医師より肥満・糖尿病の発症が増加していることを教えて頂いた。また、合併症の進展予防には病気を早期に発見し生活の中で改善できる食事と運動の取り組みが必要であることを示唆された。来年度(2017年度)、食事と体力についての調査を全16州で実施する予定である。前回の20年前の結果と比較検討することにより、生活環境等の変化がパラオの高齢者の生活習慣や健康づくりに対してどのような影響を与えているかを検討し提案したい。 |