フジクラ ジュンコ   Junko Fujikura
  藤倉 純子
   所属   栄養学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/12
形態種別 その他記事速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
標題 パラオの高齢者はこの20年間をどう生きたか?-1996~98年調査データとの比較による食習慣、体力、ADLに関する追跡調査―
(平成28年度~平成29年度女子栄養大学共同研究成果報告書)
執筆形態 共著
掲載区分国内
著者・共著者 藤倉純子,葛城(池田)裕美,武藤志真子,金子嘉徳,吉本優子,松島康,甲斐絵里,大竹佑佳,松
島美佳子
概要 1996から6年間,パラオ共和国高齢者の食と体力の生活実態調査を行った。2016~2017年、20年後の調査を行った。1年目はパラオ統計データ等による量的把握と医療・高齢者施設・食を中心とした視察と高齢者へのインタビューによる質的把握の両面から,20年間の生活環境,健康・医療,肥満と食の問題等の変化の基礎データを得た。Belau National Hospitalの医師らに生活習慣,健康問題等についてインタビューを実施した。パラオの人々の健康・医療の問題点は,低出生率,肥満・糖尿病・心疾患等生活習慣病の増加,医療費,介護があげられた。肥満者の割合が80%を超え糖尿病有病者が増加していた。2年目は、Palau Old Age Center、家庭訪問にて高齢者の食を中心としたコミュニケーションとの関連、健康、食事習慣、生活満足度、生活の質(WHOQOL-BREF)を調査した。パラオの高齢者は、コミュニケーションの高い人はQOLが高く、家族・隣人との強い絆、文化的に宗教的な信念を持つ社会の影響が示唆された。肥満者への健康・栄養教育介入案とし、パラオの伝統音楽に合わせた座位で実施できる運動デモを行った。